【知ってる?】海外駐在員ならだいたい体験している「O.K.Y」&「O.K.O」

本社人事必読 海外駐在のリアル

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投稿日:2019-02-01 更新日:

あるある、伝わらない、知らない業界用語

その業界でしか使われない業界用語や専門用語って、初めて聞いた時に意味が分からなくて面食らうことありませんか?
以前、誰もが知る日本の超大手シンクタンクの調査活動(ベトナム視察?)に対応したときのことです。リサーチャーさんが会話の中でごくごく自然に

「ここの曲線は、成長って視点で見るとご覧のようにサチってまして……」

って発言してて、モノを知らない私は『さ、サチる!?』と初めて耳にする言葉にびっくりしました。

後からきちんとググって『サチる』がsaturate(飽和する)の俗語表現だと知った訳ですが、それでも感じた素直な感想は「日本人なら日本語で話さんかい」でした(笑)

 

海外駐在員の間で使われる隠語O.K.Y

されはさておき。

上記のように、その界隈でないと全く使わない言葉というのはあります。
海外駐在員には、業種を問わず一種の隠語として使われている言葉を紹介しましょう。
それは『O.K.Y』

O. お前が K. ここへ来て Y. やってみろ

参照:コラム「駐在員が抱える日本本社とのコミュニケーションの問題 – OKYが聞かれる会社、聞かれない会社 – 」

商慣習の異なる取引先や外国人従業員のマネジメントで奮闘する駐在員に向けて、現地事情を知らない日本本社から飛んでくる無茶な要求や見当はずれな指示に対しての、駐在員の心の叫びを現しています。

 

O.K.Yのあんな例、こんな例

本社A部長:
お前のところの納期管理はどうなっているんだ!
駐在員Bさん:
申し訳ありません。現地調達先のローカル企業が、なかなか発注どおりの品数と納期を守ってくれず、こちら側の生産予定もあわせて繰り下げることになってしまい…
本社A部長:
ではその業者にクレームを入れて、発注書の記載を厳守させるようにしろ!
駐在員Bさん:
はい…はい…ですが、あまりに強く出ると、相手のメンツを潰してしまい、貴重な調達先をなくしてしまいかねず….
(こっちの事情もわからないクセに……。それなら、O. お前が、K. ここへ来て、Y.やってみろ!)
本社C部長:
事業計画で決めた”従業員の雇用を増やし、設立◯年以内に◯人体制に”の進捗がかなり遅れているな?
駐在員Dさん:
申し訳ありません。この国では給与や待遇に不満があるとすぐに辞めて少しでも条件の良い会社に転職してしまうのが普通です。採用した先からどんどん別のスタッフが辞めていってしまうのです。
本社C部長:
そんなのは日本の若者もそうだろう、何とかしろ!
駐在員Dさん:
しょ、承知しました。それでは、半分は辞める見込みで、もっと大量に募集して、条件も弛めるか、全体給与を上げる等の打開策について稟議を…..
本社C部長:
計画予算をオーバーするからできない、他の道を探せ。
駐在員Dさん:
(そ、そんな無茶な〜っ。そこまで言うならO. お前が、K. ここへ来て、Y.やってみろ!)

 

ここに挙げたのは想定ケースですが、どれもこれも「日本だったら」通るし正当な要求かもしれず、本社の人間も、どうしてもそういった価値観で考えてしまうのもそりゃあ分かります。
しかし、こういった無理解な対応は、海外現地駐在員のメンタルやモチベーションを直撃します。

他にも、こんな言葉があります。

 

う、裏切られた!もう誰も頼れないO.K.O

最近ではこの「O.K.Y」に加えて「O.K.O」という新語もできているようです。
これは、以前にその国に赴任していた経験があり、帰任して本社にいる担当者に対して、

現駐在員の方が「この人なら現場の事情や苦労も理解してもらえるだろう…!!」と思って連絡した際に「いや、理解ができますけどしっかりやってくださいよ」(冷たい態度or他人事)という返答を食らった際に

「いやいや!O. お前も、K. ここに、O. おったやろ!!」

となることです。

一度は理解してもらえるかもしれない、支援してもらえるかもしれない、という期待をしてしまっていることで、期待を裏切られたときのがっかりも余計に大きいパターンですね。

 

O.K.Yは海外駐在員のストレスの原因

そして、メンタル不調の元凶です。

海外の、特に東南アジアといったビジネス的に成熟しきっていない新興国では、何をするにも遂行の難易度が日本でのそれより上がることは当然です。本社ほど整っていない環境で悪戦苦闘する海外駐在員のために、日本本社も様々なところから理解とサポートをしていただきたいものです。

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